食事を扱う店舗で導入の決断を先延ばしにし続けた末に見えてきた足元の現実
食事を扱う店舗を長く切り盛りしてきたなかで、便利な仕組みの導入だけをなんとなく後回しにしてきた時期が、私にははっきりと存在していました。
食事を扱う店舗を長く切り盛りしてきたなかで、便利な仕組みの導入だけをなんとなく後回しにしてきた時期が、私にははっきりと存在していました。
食を扱う店舗が長年にわたって背負い続けてきた悩みをひとつ挙げるとすれば、それは働き手をどのように確保するかという、根の深い問題にほかなりません。
食料品を扱う売場をゆっくりと歩いてみると、店員が客の注文を受けて品を切り分け、分量をはかり、包んで手渡す対面販売と、客が自らの手で棚から品を選んでかごへ入れ、精算台まで運んでいくセルフ販売とが、ひとつの店舗のなかで隣り合って並んでいることに、あらためて気づかされます。
食品店へ立ち寄るとき、人がひそかに気にかけているのは品ぞろえの豊かさばかりではなく、目当ての品を手にしてから家路につくまでにどれほどの時間を奪われるのか、その見通しの立てにくさです。
街を歩けば注文も会計も手元の画面で完結する店舗が当たり前のように増えており、そうした変化を横目にしながら昔ながらのやり方を守り続ける店舗の先行きを案じる声が、あちこちで静かに広がりつつあります。
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